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2007年度 Vol.2 (2007年10月現在) 禁無断転載
編集・制作:
当カタログは投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。
最終的な投資は投資家ご自身でなさるようお願いいたします。
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ガソリン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶガソリン相場-オムニコ-
 
ガソリン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2007年夏は記録的な猛暑に見舞われたにもかかわらず、ガソリン需要は最大で前年比9%超のマイナスとなりました。需要不振の大きな要因は小売価格の高騰、低燃費車の普及に伴う消費減少です。一方で、在庫が低水準を維持するなど需給にはタイト感もうかがえます。
 
小売価格が過去最高値を更新
オムニコ ガソリン小売価格は2006年に続いて、2007年も高騰しました。原油価格の高騰に影響を受けたもので、この傾向は夏から秋にかけて顕著となりました。石油情報センターの調査によると、レギュラーガソリン小売価格の全国平均は2007年8月、1リットル当たり146円となり、1年ぶりに過去最高値を更新しました。
  その後、一旦は下落に転じましたが、10月に原油価格が再び高騰したことから卸値が上昇、小売価格にも影響が広がりました。10月22日現在の同価格は、144.9円。今後さらに値上がりする見通しで、過去最高値の記録更新は必至とみられます。
  近年は、原油高騰を受けてゴールデンウィークや夏のレジャーシーズンに大幅値上げが進むという動きがみられましたが、需要最盛期を過ぎた秋に値上がりするのは異例です。原油価格が秋に高騰するというのも極めて珍しいことで、これまでの季節的なサイクルとは異なる動きとなったためガソリン価格の季節外れの上昇につながりました。
  小売価格の上昇は需要減退を招く可能性が高く、ガソリン相場にとってはマイナス要因です。昨年以降、消費者は少しずつ給油したり低燃費車に乗り換えるなど、節約志向を強めています。
 
記録的な猛暑でも伸びない需要
オムニコ ガソリンは夏が年間最大の需要期で、気温が高くなるほどカーエアコンの稼動率が高まり消費が増えるため、需要全体も伸びます。反対に、冷夏の場合は需要減少につながるのが一般的とされてきました。国内のガソリン需要は2005年まで20年連続で増加。不況下でも伸び続けてきました。
  しかし、2007年は小売価格の高騰を受けて、全国的に記録的な猛暑に見舞われたにもかかわらず、ガソリン需要は大幅に減少。7月は前年同月比で9.5%、8月は同1.8%のマイナスとなりました。10年ぶりの冷夏に見舞われた2003年の夏でも、月間販売量の減少率は最大で4%であったことから考えると、2007年の需要の不振ぶりがうかがえます。
ガソリン需要不振の要因には
@小売価格の高騰
A少子高齢化や低燃費車の普及など、構造的な問題
があります。
特にAについてはこの傾向が将来的にも続く見通しで、国内需要の増加は今後、期待できそうにありません。
  こうした中、石油元売会社は石油需要が好調な伸びを示しているアジアを中心とした輸出に力を入れています。石油精製施設の稼働率を維持するためです。稼働率の低下は製品産出コストの上昇につながる可能性がありますが、国内需要の減少を輸出によって補うことで、稼働率の低下を防ぐことができます。また、販売の新たな活路を需要が伸びている海外市場に見出すという意味で、販売戦略としても有効です。
 
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過去の動きから学ぶガソリン相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のガソリン相場の特徴
2005年:先限はついに6万円台を示現するも、その後は行き過ぎに対する調整場面へと転換
2006年:原油高を受けて再び騰勢を強め、8月に上場来最高値を記録。その後は原油安に連れて急落
2007年:原油相場の上昇に伴い1月下旬から上昇を再開。10月まで年初来高値の更新が続く
 
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●系列・仕切り・業転
石油元売が契約下(傘下)の特約店・代理店(系列取引)などに卸す「仕切価格」に対して、系列外の取引価格を「業転(業者間取引)価格」という。元売がタンクローリーで配送する「持ち届け」方式か、又はSSによる製油所・油槽所からの「蔵取り」のかたちをとる。業転の総量は多くないが、需給に敏感で、スポット市場の指標となる。価格は、「リム(RIM)情報開発梶vなどのベンダーが提供している。業転は、油槽所のパイプからローリーへの渡しが多く、出口(EXIT)の意味の「Xパイプ」ともいう。
 
10月に年初来高値を更新
 東京ガソリン先限は2007年8月下旬から騰勢を強め、10月には6万9780円まで上昇して年初来高値を更新。2006年8月に記録した上場来最高値7万790円にあと一歩と迫りました。ガソリン急騰の最大の背景は原油高騰です。国際指標のNY・WTI原油期近は10月、史上初めて90ドルの大台を突破しました。
  ただし、7万円の大台付近には強力な上値抵抗線が存在します。従って、この水準で上昇が一服し、本格的な調整を入れる可能性は高いとみられます。
 
トリプルボトムとダブルトップ
 2007年のトレンドラインには、大きな2つの特徴があります。まずはトリプルボトム。2006年10月安値、2007年1月、8月安値がこれを描いています。トリプルボトムは極めて強い上昇シグナルですが、その後、そのシグナル通りに相場は急騰しました。
  そしてもう一つは、形成されつつあるダブルトップ。2007年7月高値と10月高値によってつくられ、下降転換を示唆します。調整安の展開となった場合は、過去に揉み合った6万2000〜3000円が下値目処として意識されるでしょう。
 
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